2019年5月3日金曜日

VFD単管時計

1970年代に製造されたVFD単管DG12H1(伊勢電子工業製)を4本使って時計を作りました。



5月4~5日に開催される Maker Faire Kyoto の Ichigo Project チーム伊勢 ブースで展示します。
何台か準備できましたのでご希望の方に販売いたしますが、下記ご了承ください。
古いVFDの点灯実験を目的とした実験用時計のため、市販の家電製品のような信頼性や安全性を保証するものではありません。使用者ご自身の判断にて安全なご利用をお願いいたします。各VFDの輝度差や取付のばらつきなども「味」としてご理解をいただけるとありがたいです。

正面、上、背面から見た写真
ドライバー搭載のVFDボード、電源&制御用マイコンボード、市販RTCモジュールの構成で、それぞれ単体でも利用可能です。


VFDボード 接続図
μPD16326Aは、32ビットの双方向シフト・レジスタ,ラッチ回路,および高耐圧CMOSのドライバ部で構成される蛍光表示管用ドライバです。スタティック駆動のためちちらつきのない表示が可能です。フィラメントはVFD4本を直列接続し、Vcc(5V)から抵抗で電圧調節しています。
     蛍光表示管用ドライバμPD16326A

電源&制御用マイコンボード 接続図
VFD表示用電源(VDD2)はマイコンのPWM出力とモータードライバを組み合わせた倍電圧整流で約27Vを出力します。スタティック駆動としては高めのため、グリッド電圧はVFDボード上の抵抗で約23Vに調整しています。
マイコンATmega328P-AUにはArduinoUno相当のブートローダ書込み済みで、市販のUSBシリアル変換ボードなどを使用してCN2からプログラムの書き込みができます。

プログラム書き込み

Maker Faire Kyoto 出展時登録プログラム:VF1904B_DGclock01_190502.txt

本プログラムの動作:
microUSBコネクタにDC5Vを供給すると時分表示モードでスタートします。
SW3を押して離すと①時分表示モード②分秒表示モードが切り替わります。
①時分表示モード
 SW2を押すと「時」が1づつ増加します。
 SW1を押すと「分」が1づつ増加します。
 (表示の減少はできません)
②分秒表示モード
 SW2を押すと「分」が1づつ増加します。
 SW1を押している間「秒」が0になり、離すとカウントを開始します。
 秒が30秒を超えていると分が+1されます。
 誤差が±30秒以内であればSW1のみで時刻合わせができます。

応用編:
VFDボードはコネクタで接続して複数台を連結して使用することができます。
下の写真は2台を連結してCL-VFDモジュールから制御している事例です。VDD2もCL-VFD内の電源を利用しています。実験用にVFDボードのみをご希望の場合はお問い合わせください。

2台連結
CL-VFDモジュールと組み合わせた例

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