2014年12月25日木曜日

SHARP EL-817

クリスマスですがやはりVFDネタです。

職場の古い倉庫からSHARPの電卓EL-817を発掘しました\(^o^)/


キーはかなり変色していますが、筐体は結構きれい、正常に動作しました。
このサイト http://www.oldcalculatormuseum.com/sharp817s.html に紹介されているものとは本体の色は違いますがほぼ同じものと思われます。これが1974年製らしいので、それに近い時期の製品だと思います。

例によって中身を観察。

 


VFDは数字部がNEC製、記号部のみFUTABA製でした。

40年前の製品ですが、表示部は明るくきれいに光っています。恐るべしVFD!!

2014年12月20日土曜日

Merry Christmas Display 2

11月の伊勢ギーク・フェアでも使ったVFD4台セットをクリスマスディスプレイにしてみました。


表示機のハードはし以前に Geek Clock テスト で紹介したものと同じものです。
Geek Clock ではPCからコントロールしていましたが、今回は Arduino micro に表示プログラムを書き込んでいます。

Merry Christmas Display 1

いつものVFDでクリスマスディスプレイを作ってみました。


トナカイとサンタの画像は職場のGIF名人の提供です。
なんと3枚の画像のみでできています(さすが名人)

Merry Christmas  は自分で作りました。

これらの画像を分解して、左側に3ドットづつ動かしながら表示しています。
ちょっとカクカクした動きになりましたが、これはこれで味があります (^_^;)

     サンプルコード : GU280X16_ArdinoUno_sample5.txt

     Arduino IDE 1.6x系のバージョンではPROGMEMのところでコンパイルエラーになります。
     PROGMEMのデータ型を次のように変更して下さい。(2016/10追記)
      prog_int16_t → const uint8_t

2014年12月3日水曜日

簡易アニメーション表示


12月になりました。12月といえばクリスマス、”ひかりもの”の季節ですね。私の住む田舎でもクリスマスのイルミネーションが目立ってきました。VFDも一応ひかりもの、派手さはないですが優しい光で心を癒してくれます。
上の写真は知り合いの方から送っていただいたものです。ドット数は280x16より大きい製品のようですが、280x16ドットでも工夫しだいで楽しいクリスマスイルミネーションができると思います。

ということで、今回はクリスマスにも応用できそうな「簡易アニメーション」を表示してみます。
アニメーションといっても、前回紹介した画像表示:リアタイムビットイメージ表示を繰り返すだけの「パラパラマンガ」というほうがわかりやすいかと思います。


画面の右側に128x32ドットの犬のアニメーションを表示しています。
今回の画像素材は、このGIFアニメーションです。
これも上の写真と同じ方からの提供画像で、息子さんの作品とのことです。オリジナルは128x32ドットで森の中を走る雰囲気がよく出ている画像でしたが、今回はVFD表示用に中央の128x16ドットだけ使わせてもらいました。(ドットサイズは変わっていますが著作権は製作者にあります)

このGIFファイルをweb上で複数の静止画に展開してくれるサイトを利用して、49枚のgifファイルに展開。その各ファイルを前回紹介の画像データ変換ツールでひたすら変換処理を繰り返します。
(ツールはBMP画像のみ対応のように見えますが、実はgifやjpgでも読み込めます。読み込み時に[すべてのファイル]を表示して画像を選んでください。)

    展開した画像ファイル : dog_frames_gif.zip

プログラムとしては前回より特に新しい機能は使っていません。リアルタイムビットイメージ表示を繰り返しているだけですが、表示周期の調整をしやすいように、リアルタイムビットイメージ表示のあとにdelay時間を組み合わせた関数を作って利用しています。

最初の1周期49画像は表示間隔160msec、次は110msec、次は60msecと動きが早くなります。3周期表示したところで徐々に停止、その後疲れて座り込む、というイメージです。最後の2画像だけは私が作りました・・・

     サンプルコード : GU280X16_ArdinoUno_sample4.txt

     Arduino IDE 1.6x系のバージョンではPROGMEMのところでコンパイルエラーになります。
     PROGMEMのデータ型を次のように変更して下さい。(2016/10追記)
      prog_int16_t → const uint8_t

Arduinoのプログラムとしては、もっと効率よくきれいにまとめることもできると思いますが、動作の流れは分かっていただけると思います。

さあ、クリスマスイルミネーションに挑戦!という気持ちになってきましたか??
配布中のVFDサンプル、まだ少し余裕がありますので、ご希望の方はご連絡ください。